明らかにがん家系である我が家。
生涯に2人に1人ががんを経験し、3人に1人ががんで命を落とす
という現代日本において、自分が生きている間にがんを発症する確率は限りなく100%に近いことは覚悟しています。
人間ドッグは年に一度受けているけれど、もう少し年齢がいったら、それとは別に、部位別のがん検診を受けなきゃいけないなぁと思っていたところ・・こんなニュースが!!
九州大学の廣津助教ら研究グループが、
「線虫」が95.8%という高い精度でがんの有無を識別できる!
ことを突き止めました!
検体は、一滴の尿!
費用も従来のがん検診よりも格段に安く、胃や大腸にカメラを入れる必要もなく、まさに我々が待ち望んでいたがん検査方法ではないですか!
実際のところ、実用化はいつになるのでしょう?
現在、自宅でできる検査キットなどはないのでしょうか?
出典: 無限大(mugendai)
線虫でがん検査!一滴の尿で、驚きの精度「95.8%」
体長1ミリほどの「線虫」に、がんのニオイを嗅ぎ分ける、そんな能力(嗅覚)があるとは・・!
といっても、莫大な種類の線虫の中で、がんを嗅ぎ分ける能力(嗅覚)を持っているのは、
「C・エレガンス」
という線虫なのだそうです。
簡単に言うと、
1滴垂らした尿の匂いに線虫「C・エレガンス」が好んで寄って来れば「がんの疑いあり」、嫌って遠ざかって行けば「がんの心配なし」ということ。

特筆すべきは、従来のがん検診では見つけにくいステージ0~1の早期がんも発見し、そしてその精度が95.8%だという!
この数字がどれほどすごいかというと。。
がん患者を「がんである」と診断できる確率を「感度」というが、従来の腫瘍マーカーという手法を使った場合の感度は10~20%台だ。ところが、線虫による感度は95.8%。
驚異的な精度であることが分かります(涙)
すごいよ、C・エレガンス(涙) 今すぐお願い(涙)
まずは、がんの有無を調べる!
線虫「C・エレガンス」によるがん検査は、今のところ、がんの有無を調べるのみで、どこにがんがあるか?は特定できません。
逆に言うと、一回の検査ですべてのがんが検出可能、ということが言えます。早期発見が非常に困難なすい臓がんなども検出できるということです。
廣津氏は、
「この診断で、がんがあると診断された人だけが、さらに詳細な検査を受ければよいことになります。診察する医師も、今後は『がんが有る』と診断された人に絞ってどこの部位にがんがあるかを探すわけですから意識も高くなり、見つけやすくなると思います」
とおっしゃいます。
まさに!!
がんが無い!と線虫さんに教えてもらえれば、余計な検査をしなくて済むわけです。
さらに研究は進んでいて、特定のがんにだけ反応することができない線虫株を作製することに成功しているそうで、近い未来、
「がんの有無」だけでなく「どの部位にがんがあるか」
を、C・エレガンスが教えてくれるようになるのだそうです!
すごいよ、線虫さん・・ありがとう、C・エレガンス!!
線虫によるがん検査、費用は?実用化はいつ?
線虫によるがん検査は、大がかりな装置を導入するでもなく、仕組みも単純なので、がんの有無をスクリーニングするシステムを実用化するのには、技術的な壁はそう高くはないそうです。
ただ、「生物診断」という前例のない手法なので、診断法の保険適用の承認には時間がかかるのだとか。
廣津氏は「3年後の実用化を目指しています」とおっしゃいます。
そのために、廣津氏はベンチャーを立ち上げました。
実用化を進める上での実務を担わせ、利益優先ではなく、検診費用を少しでも安くして、がんの診断をより気軽に受診する状況を作り出したいという願いが込められています。
自宅でできる検査キットはある?
こんな素晴らしいがん検査の方法があるなら、今すぐにでも受けたい!と思う人も多いはず。
家族を抱え、まだまだ倒れるわけにはいかない40~50代のがん家系の方(我が家です)、切実ですよね。。
と、探してみたら、このような「ヘルスリサーチ」という形で可能みたいです。
がん検査、ではなく、ヘルスリサーチ、なのですね^^;
1年に4回受けられるのであれば、これはかなりの安心材料になりそうですよね♪