子供が朝起きれない!病気?原因と対策と薬【我が家の体験談】

概日リズム睡眠障害

我が家の子供が高校1年生の時の体験談です。

概日リズム睡眠障害で、

自分の意志では朝起きれなくなり

遅刻を繰り返すうちに不登校に。

 

睡眠障害専門の病院にかかり、ロゼレムを処方してもらうも、

治療は一筋縄でいかないのがこの病気の大変難しいところです。

 

結局は、

概日リズム睡眠障害となった根本の原因を解決すること

が唯一の対策・治療なのではないか、と、経験を通して感じます。

 

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朝起きれない!病気?概日リズム睡眠障害とは?我が家の場合。

概日リズム睡眠障害

当時、離れて暮らしていた高1の娘の様子がどうもおかしい・・

と気付いたのは、寝坊による学校の遅刻が続いていた娘に対し、

私が「早く寝れば早く起きれる!」と責めた時のことでした。

 

起きたいけど起きれないんだよっ

 

というような、いつもと違う口答えが返ってきたのです。

いつもの夜更かしによる朝寝坊だろうと思っていたのですが、

どうやら自分の睡眠を自分でコントロールできない状態になっていて、

本人も参ってしまっていたのです。

 

当時、娘は、高校進学のために、一人、学生寮に入って高校生活を送っていました。

ワンルームマンション形態の民間の女子学生寮で、食事や門限の管理はされていましたが、

実質一人暮らし状態。

地縁のない土地で、周りの同級生が地元の友達と遊んだりしているのを尻目に、

かなり孤独で寂しい思いをしていたようです。

親には言いませんでしたけど。

 

下校後の唯一の友達はスマホのみ。

 

すっかりスマホ中毒となり、深夜までスマホを手放せない状態が続き、

夜更かし朝寝坊の癖が付き、しまいには、

早く寝ようと思っても寝られず、起きようと思っても起きられず、

という自分の睡眠が自分でコントロールできない状態にまで陥ってしまっていたのです。

 

夏休みは家族と過ごして落ち着いたかな、と思いきや、

秋になって学校に戻ると更にひどい状態に。

母親である私が学生寮に泊まりこんで生活を立て直そうとするも、かなりの重症で、

私がいくら寝かせよう、起こそう、と努力をしても手に負えない状態。。

 

そこで、睡眠外来の病院に連れて行って診察を受けました。

うちがお世話になった病院は、睡眠総合ケアクリニック代々木

初診が1ヶ月以上待ちという混雑ぶりで、その間も学校に行けない日が続き、

勉強は遅れまくって定期考査はボロボロ、本当に辛い期間でした。

このままでは進級できないという状態まで切羽詰まっていました。

 

目先の学校よりも大事なのは娘の健康と未来だ!

と、開き直るも、

 

朝起きられないなんて、社会人としてやっていけないじゃない。。

なんとか直さねば。。

 

そんなことばかり考えていました。

待ちに待った睡眠外来初診の日、下された診断は、

概日リズム睡眠障害の中の「睡眠相後退症候群」(DSPS)。

 

ネットで調べて、まぁこの病気だろうということは分かっていたので、

やっぱりね。。という感じでした。

 

概日リズム睡眠障害とは、

体内時計がうまく調節できなくなったために睡眠のリズムが崩れてしまい、社会生活に支障をきたすような睡眠障害

のことをいいます。

その中でも、睡眠相後退症候群とは、体内時計が遅れているため、

明け方近くまで寝つけず、いったん眠ると昼過ぎまで目が覚めない

という状態に陥る状態の病気です。

 

本当に、目覚めないのです。

 

ジリジリジリジリとなる大きな目覚まし音にも反応せず、

どんなに身体を揺すっても、力ずくで上体を起こしてみても、

口に何かを入れて食べさせてみても、一瞬反応したかに見えても、

すぐに倒れてあっちの世界に行ってしまう感じです。

 

そして、目覚めた時、本人はこのことを覚えていないんです。。

 

この状態を実際に目の当たりにすると、

これは病気だ・・

と思うしかなく、怒るなんてことはできなくなりましたよ^^;

 

娘の場合、どんどん寝付く時間が遅くなり、

朝方の4時くらいにようやく眠りに入り、昼過ぎ、ひどい時は午後の2時くらいまで目覚めないことも。

 

学校の試験などで、どうしても朝行かなくてはいけない日は、

寝ないのです。

 

寝たら起きれないのが分かっているので、

寝ないで朝を迎え、そのまま学校に行くのです。

 

概日リズム睡眠障害の子たちは、皆、そうしているようです。

病院の先生がおっしゃってました。。

衝撃でした。。

 

そして帰って来てから死んだように昼寝をし、また夜寝れなくなる、の悪循環。

念のため、内科でも血液検査等、していただきましたが、貧血などの異常はなし。

同じように朝起きれない病気に、起立性調節障害というものがあり、

それも疑ってみましたが、違いました。

 

内科の先生が娘と2人きりで話して下さり、

その後、先生が私に言った言葉が忘れられません。

 

「まだ15才の子がひとり暮らしなんて、寂しくておかしくなるのは当たり前です。」

 

心のどこかで原因は分かっていたのですが、面と向かって言われた時は、涙が出ました。

 

 

概日リズム睡眠障害の問題は、遅刻・不登校など、社会に適応できなくなること

概日リズム睡眠障害

朝起きれないのは、概日リズム睡眠障害のせい。

そうは言っても、そのせいで高校生が学校に行けずに進級できなくなる、というのは一大事。

 

なんとか治して、元気に高校生活を送れるようになってほしい。。

 

願いはただそれだけでした。

高校生にとっては、学校が生活のすべて、と言っても過言ではありません。

 

学校に行けない=不登校。自分は不登校のダメなやつなんだ。。

 

起きれない我が子を見るのも辛いけど、実は本人が一番辛い思いをしていたんだと思います。

でも、壊れていく自分に自暴自棄になり、

もう学校なんて行かなくていい!放っといて!

と言い放つようになっていた当時の娘には、どんな言葉も届かないのでした。

 

この子はこの先どうなるのか。。

お先真っ暗とはこのことか。。と思いましたね。。

 

でも、睡眠の時間帯がおかしいだけで、

一旦寝たら8~10時間はたっぷり眠れるので、身体は健康なんです。

それだけが救いでした。

食欲もあるし、起きている時間帯は普通にご機嫌。でも、

 

社会生活に適応できないダメな人、というレッテルを貼られ、

学校にはどんどん行きづらくなり、自分に自信をなくし、心が不健康になっていく。

 

それが問題なんですね。

 

 

睡眠障害専門の病院ではロゼレムを処方、薬で治療は可能?

ロゼレム

睡眠外来では、ちょっと薬の力を借りましょう、と、

ロゼレム

という薬を処方してもらいました。

 

割と新しい薬のようで、睡眠ホルモン「メラトニン」に似た働きをする睡眠薬なのだそうです。

 

従来の睡眠薬よりも副作用が少なく、単に眠気を誘発するだけではなく、

体内時計リズムを調整する働きも持っているので、

まさに概日リズム睡眠障害の治療にはピッタリの薬なんだそうです。

 

決まった時間に服用すると、決まった時間に眠くなります。

もう救世主のようなお薬、ロゼレム♪

 

これで万事解決!!

 

と思いたかったのですが、やはり、睡眠障害というのは

一筋縄で治るものではないのですね。。

 

まず、このような睡眠障害に陥る子にはそれなりの理由があり。。

つまり、うちの娘が、

「自分の病気を治すために、決められた時間にきちんと薬を飲むことが出来るようなきちんとした子」

であれば、そもそもこんな睡眠障害にはならなかったのです。

 

自分で生活を立て直そう!きちんと薬を飲もう!

 

概日リズム睡眠障害を治すには、こういう本人の意志が絶対的に必要になるわけです。

が、睡眠障害を抱えている子には、それがないのです。。

 

というか、語弊を恐れずに言えば、

それがないから、睡眠障害に陥いるわけです。(うちの子の場合)

 

病院の先生もおっしゃってましたが、薬の処方はできるけど、

そういう意味で、この病気の治療は本当に難しいものなのだそうです。

 

私もずっと学生寮で娘の生活を見張ってるわけにはいかなかったので、

私が帰った後は、また元通りの生活に戻ってしまいました。。

 

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概日リズム睡眠障害になった根本原因を解決することが唯一の治療・対策

ほとんど学校に行けなかった2学期が終わり、ここまで来ると、

やはり根本の原因を解決するしか方法はない!

と、私達夫婦は考えました。

 

学校の先生とも面談で意見は一致し、

一人暮らしは限界にきている

という結論に。

 

冬休みは、家族の元に連れ戻し、冬休みいっぱい、生活リズムを強制的に治すため、本人の興味のある習い事を朝から入れました。

3食きちんと温かいごはんを食べさせ、朝は無理やり起こして習い事に送り出し。。

そんな冬休みを過ごしていたら、

 

なんだ、起きれるようになったじゃない!

 

つまりは、概日リズム睡眠障害を治すには、それに陥った根本原因を突き止めて解決するしかないのかな

と、娘との経験を通して思い知りました。

 

うちの場合は、「一人暮らし解消」

 

これで解決しました。

もちろん、激しい抵抗に合いましたけどね。。

 

なにはともあれ、自分で望んだこととは言え、

高校進学と同時に見知らぬ土地で一人暮らしという、心を壊すくらい寂しい思いをさせたこと

親として申し訳なかったと思ってます。

 

ただ、娘の場合、悩み事が睡眠に出やすい性質であることは、

思い起こせば、小さい時からその徴候がありました。

症状は、弱いところに出るものです。

 

朝起きるのが苦手なのは今も変わりませんが、なんとか高校を卒業し、大学生になっています。

これからも、

「自分の弱点は睡眠」

というのを認識しつつ、自分でコントロールしていくしかないんだろうな、と思います。

 

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