昨年、日本選手権の男子100m決勝で自己ベストをたたき出して優勝し、世界選手権代表となったサニブラウン・アブデル・ハキーム選手。
そんなサニブラウン選手を目標に2020年、あるいは2024年の五輪を目指す期待の高校生スプリンターがいます。
それが、塚本ジャスティン惇平選手です。
塚本選手とサニブラウン選手、実は共通点が多かったりします。
塚本選手とサニブラウン選手の共通点、そして東京五輪出場の可能性について紹介します。
目次
塚本ジャスティン惇平選手のプロフィール
(出典:https://www.jaaf.or.jp/news/article/11383/)
名前:塚本ジャスティン惇平(つかもとじゃすてぃんじゅんぺい)
出身地:埼玉県新座市
陸上歴:R-キッズ→新座市立第五中→城西大城西高校(在学中。3年生)
主な戦歴
2014年 ジュニアオリンピックBクラス 100m 3位
2015年 全日本中学校選手権 100m 3位
ジュニアオリンピックAクラス 100m 優勝
2017年 全国高校総体 100m 2位
自己ベスト 100m:10秒56(2017年) 200m:21秒36(2017年)
塚本選手とサニブラウン選手の共通点
塚本ジャスティン惇平選手と、彼が目標とするサニブラウン選手(現在、フロリダ大学)の共通点をまとめてみます。
「ハーフ」である点
サニブラウン選手のお父さんはガーナ人で、塚本選手のお父さんはアメリカ人とのことです。
そういえば、ケンブリッジ選手もジャマイカ人のお父さんを持つハーフですね。
持って生まれた恵まれた身体能力は大きな武器になり得ます。
同じ高校、同じ指導者から指導されている点
塚本選手が在学している城西大学城西高校の大先輩にあたるのがサニブラウン選手です。
そして、塚本選手を指導している山村貴彦先生は、サニブラウン選手を育て上げた指導者です。
塚本選手が城西大城西高校に進学を決めた理由はサニブラウン選手がいたからだそうです。
塚本選手が1年生で入学してきたときに3年生のサニブラウン選手がいました。
ぜひサニブラウン選手と同じ環境で、サニブラウン選手のような飛躍を期待したいですね!
ちなみに、現在、サニブラウン選手は、猛勉強をして、アメリカのフロリダ大学で文武両道の奮闘をしています。
参考: サニブラウン選手がアメリカの超名門フロリダ大学に進学した4つの理由
現在高校3年生の塚本選手の進学先も気になるところです。
「ダイヤモンドアスリート」に認定された点
ダイヤモンドアスリート制度は、日本陸連が東京五輪やその後の国際大会での活躍が大いに期待できる次世代競技者を強化・育成するための制度です。
塚本選手は、サニブラウン選手同様に、東京五輪、あるいはその後の活躍が期待されている逸材なのです。
東京五輪出場の可能性は?
塚本選手の現在の100mの自己ベストは10秒56です。
現在の男子短距離界は9秒98の日本記録保持者桐生選手を筆頭に、10秒0台の自己ベストを持つ選手がひしめく状況になっており、個人種目やリレーで代表入りするためには、今後2年間でのさらなる自己ベスト更新が必須となります。
塚本選手はまだ高校3年生で、その走りはまだ完成されたものとは言えません。
伸びしろはかなりあると言えるでしょう。
だからこそ、大学生で迎えるであろう東京五輪、そしてその先を見据えて焦らず、じっくりレベルアップしてもらいたいですね。
参考: 東京五輪の陸上男子4×100mリレー(4継)のメンバー候補と予想!
まとめ
塚本選手とサニブラウン選手の共通点、東京五輪出場の可能性について紹介しました。
塚本選手は高校生なので、東京五輪の前に高校生最後のインターハイがあります。
5月の中旬のインターハイ東京都大会では、余裕を持った走りで向かい風1.8mの中、10秒73をマークし、優勝しました。
動画(2018東京都高校総体100m決勝)
夏の本番に向けてどのように仕上げてくるか、今後の動向にも注目しておきましょう!
(written by おかず)