帰国子女が苦手とする国語の力を伸ばすには、「論理エンジン」が有効!?
小5から中2までの4年間、海外のインターナショナルスクールに通い、
国語力は小4レベルでストップしていた
と思われる我が家の子供が、中3で帰国してから「論理エンジン」に出会い、
難関高校を突破する国語力を付けた体験談を通して感じたことです。
帰国生の難関校突破の勝因は、意外にも「国語」だった!?
参考:帰国子女枠の高校受験(東京)を2度体験した母からのアドバイス!
論理エンジンとは?

国語の学習メソッドの一つである「論理エンジン」って、聞いたことありますか?
国語なのに「論理エンジン」?
私、直感で、「昔、私が追い求めていたものでは??」と感じ取りました^^
そうなんです、「論理エンジン」とは、
「評論文や論説文などの問題文は論理的にできていて、一定の法則に従えば、
あらゆる設問の答えを論理的に導き出すことができるんですよ!」
という、 「単なる受験教材ではない、全く新しい国語・現代文の教育システム」です。
現代文なんて、たくさん読書して、感覚で解くしかない!なんて思っていたら大間違い!
「理系だから」「国語のセンスないから」とかは関係なく、論理的に問題文を読む訓練をしていけば、
「公式にあてはめて解く」的な解法で高得点が狙える!という勉強方法なんですね。
うわー、昔、知りたかった(涙)
思い返せば、昔、予備校の講義で論理エンジン的な解説は部分的に聞いたことがあったような気もしますが、
それを、現代文のあらゆる設問が解ける法則として確立されたのが「論理エンジン」ということで・・
素晴らしすぎます(涙)
意識しているからか、近頃、電車の中の広告でも「論理エンジン」の文字を見かけるようになりました。
もはや、論理エンジンって、一般的なのでしょうか?^^
「現代文の答えが一つとは思えない病」だった私(笑)

その昔、現代文を苦手とする大学受験生だった私は、
国語で高得点を取るには、絶対的に読書量が必要!
と言われたり、そして、ちっとも読書家じゃなかったもので、
私、国語のセンスないし・・
と諦め気味だったり。
他の教科と違い、「コレをやれば高得点を狙える!」といった勉強方法が分からなかった現代文が大嫌いでした。
現代文の何が嫌だったかって、「答えが一つじゃない」としか思えなかったところ(笑)
解答を見ても、解説を聞いても、
「正解はAだけど、Bだって間違いじゃなくない?」
と、なんだか納得できない設問が多かったんですよね~
でも、それは単に、「現代文を論理的に読めていなかった」だけだったんですね(汗)
「論理エンジン」によると、全ての現代文に共通した読み方で論理的に読んで行けば、設問に対する唯一の解答が見つかるはず。
ああ、昔、出会いたかったです、論理エンジン。
国語が苦手な帰国子女の国語力アップに「論理エンジン」は有効?

海外のインターナショナルスクールに小5~中2の4年間通っていたおかげで、
英語力はついたものの、国語力は小4のまま!という我が家の娘が、帰国して、日本の高校受験生となった時のこと。
高校受験まであと10ヶ月!という中3の春、一から国語を学び直せる塾を探し求めていたところ、
知り合いの紹介で、「論理エンジン」を採用している国語専門の先生に出会えました。
当時の娘の国語力はというと・・
純日本人家庭で育っているので、普段の会話からは全く日本語の問題は見えませんでしたが、
学習科目として「国語」を学ぶとなると、
「えっ、こんな簡単な言葉も知らないの??」
ということの連続・・
まさに、「小4でストップ」していた国語力^^;
10ヶ月後には高校受験の国語の問題を解かなきゃいけないのに!!
と愕然とした私は、論理エンジンの説明を受け、
「先生、10ヶ月で間に合いますか??」
と質問したことを覚えています^^;
「ギリギリかなぁ・・やってみましょう!」
と引き受けていただき、小4の国語力から、「論理エンジン」をベースにした国語学習のスタート!
週に一度、週末に4~5時間、みっちりとみていただきました。
とにかく語彙が小4レベルなので、毎回、四谷大塚の予習シリーズの小6の内容もプリントで学習していたようです。
漢字の読み書き、対義語類義語、慣用句、文法などの語句関連と同時並行で、
論理エンジンの教材を一からこなしていたようです。
まさに、継続は力なり!
受験直前になって、焦ってきた私が、漢字や語句なら家でもできるかな・・と、家で一緒に勉強し始めた時、
「あれ、こんな言葉まで知ってるんだ!」
「こんな漢字も書けるようになってる・・」
と感動したことを覚えています。
それでも基本的な漢字の読み書きの遅れはまだまだあったので、
漢字と語句だけは、私が市販の問題集を使って家で特訓させましたが、
例えば、「薦める」と「勧める」の違いなど、うまく説明できない問題は先生におまかせ!
受験直前期には、いろんな高校や大学の過去問を部分的に解かせてもらっていたようですが、
思いのほか得点がとれていたようで、読解力もきちんとついていたことは、嬉しいびっくり!でした。
帰国子女にとって、高校受験に必要な国語力をつけるために「国語を一から学ぶ」には、
論理エンジンはとても有効なメソッドだったのではないかと実感しています。
実は、論理エンジンの塾に通う前に、1ヶ月ほど、大手の個別指導塾で国語の授業を受けていたのですが、子供の感触は、
「このままここで国語の授業を受けても、国語ができるようになる気が全然しない」
というものでした。
個別指導とはいえ、大手の塾の普通の国語の先生では、
分からないポイントと分からないレベルが一般の生徒とは違う帰国子女の指導は無理だったのかもしれません。
今思えば、早めに見切りをつけてよかったです^^;
帰国子女枠での高校受験、勝因は国語?

論理エンジンをベースにした国語の指導を受け始めてから10ヶ月たった受験直前期。
中学校でも日本語で毎日授業を受け、読書(日本語)も好きになっていた娘は、
いろいろな学校の国語の過去問もそこそこ解けるようになったことで、国語に対する苦手意識はなくなっていたようでした。
同時に、「超」苦手だった数学の文章問題もなんとか解けるように。
改めて、国語力というのは全ての教科にかかわるものなのだ、と実感しました。
「帰国子女」とは言っても、日本人学校出身の子もいれば、インターナショナルスクール出身の子もいて、
それぞれ、学力には特徴があります。
インター校出身の子は、英語ができる分、数学・国語が苦手で、日本人学校出身の子はその逆、という傾向があります。
インター校出身の娘の英語力は、英検で言うと準一級と一級の間くらいでしたが、
これくらいの英語力ですと、大抵の高校の英語の問題でほぼ9割はとれるので、数学と国語の対策に力を注げました。
数学は、得意不得意が顕著に出る教科ですが、基礎さえ出来ていれば、直前の追い込みが効きやすい教科と言えるのではないでしょうか。
一方、国語に関しては、すぐに力が付くものではないので、実は合否の鍵を握る教科なのかもしれない・・と感じています。
国語で安定して高い点数が取れていることは、英語の試験対策が免除されているインター校出身の子にとっては大きなアドバンテージになるはずです。
実際、わが家の場合、「数学難しかった(涙)」けど、「国語は普通にできた!」パターンで、難関校に全勝!
論理エンジンというメソッドと、10ヶ月という短期間で小4レベルの国語力から高校受験レベルまで引き上げてくださった論理エンジンのベテラン先生に大感謝!です^^